地獄鎌尾根〜西尾根

兵庫県姫路市夢前町

2004年11月27日


  噂の牛舎の臭いが嫌で明王池まで車を進めるが駐車スペースどころかUターンするスペースもなく弱ってしまう。 結局、牛舎前に駐車することになるが、気温が低いせいか臭いは大したことはなかった。

  明王池から地獄鎌尾根側へ進む、尾根筋に出るまでは倒木と超急登に悩まされるが、尾根に出てしまうと倒木も無く、登り下りを繰り返しながらの楽な道となる。 20分も歩くと地獄鎌尾根が始まる標識が出てくる。

  薬師側から見た地獄尾根は歩けるのか!と思うほど険しく見えたが、いざ入ってみると絶壁の景観が良く、展望を楽しみながら歩ける。ただ、後半の大岩急登は鎖もロープも無く、おばちゃん連中は怖がりそうな感じがする。

  1時間30分で十字峰に着くが、今日は七種薬師まで足を伸ばすのは止めて、西尾根コースに入る。倒木が多くなってくるが七種山の比ではなく、大した規模の倒木ではない。枯れ木が沢山落ちている雑木林の道は展望を得られない所がほとんどであるが、所々にある開けた箇所では絶景を見せてくれる。

  西尾根も地獄尾根に負けない位の危険箇所があり、こちらもロープすら設置されていない、ここはファミリーで来るには危険過ぎる箇所が多い。西尾根から明王池に降りる道は踏み跡が少なくなるがテーピングがしっかりしているので道に迷うことはない。

3時間15分で地獄鎌尾根巡りを終える

地獄鎌尾根
  近郊の山では七種槍の縦走コースが面白いと思ったが、地獄鎌尾根の方が
数段面白く感じた。 至る所で景観が楽しめたので足が中々進まなかった。
西尾根コースは地獄尾根コースより見所は少なくなり登山道の状態も悪いが、取り得の無い山に登っているより数段は楽しめた。 こんな隠れた場所を探す手段ははネットしかなく、ネットにアップしてくれている皆さんにお礼を言いたい。 (みんな変人だけどね・・・)

明王池近くに車を停めようと思ったが駐車スペースがなかった。
仕方なく匂いが気になるが牛舎の横に停める。
”明王池”を左に行けば西尾根コース、橋を渡り、右に入って”地獄鎌尾根コース”に入る。橋は軽四が渡れる巾しかない。
”明王池”から”地獄鎌尾根”を見る、紅葉は随分進んでいた。
”明王池”から急登を登り、尾根筋から見た西尾根と明神山。”ゴリラ岩”とは誰が命名したのか知らないが、本当にサルの顔に見える。下山時 ”ゴリラ岩”周辺でスリルを味わうことになる。
確かに ”ご安全に” を感じさせてくれる尾根だった。
左は”地獄鎌尾根”の崖、右のピークは”七種薬師”
”地獄鎌尾根”の眼下には紅葉の雑木林が広がる。
歩いて来た ”地獄鎌尾根”を振り返り見る。
急登と言うより崖であるが鎖の一本も無い。岩肌のグリップが良いので
登り切ることが出来たが、冷や冷やもんであった。
岩峰をよじ登り振り返ると紅葉と ”明王池”が綺麗に見えた。
高い崖はオーバーハングになっており高度感が味わえる。 安全柵は無いので要注意である。
”地獄鎌尾根”最後の岩場、斜度は結構ある。
二つの尾根が交差する十字峰、真っ直ぐ行けは七種山、右に曲がれば七種薬師、今日は左に曲がり薬師には寄らずに ”西尾根”に向かう。
西尾根取掛かりから見た地獄鎌尾根の全景、右端、明王池からピークに登り尾根伝いに歩いた。
急峻な崖になっているのは裏側の東面のみ。
この辺りが周回コースのUターン最奥部。
明王池を挟んで左側は地獄鎌尾根、右側が西尾根となる。
”西尾根”からは展望の良い所は少ないが所々で
”明神山”、里村の田畑が見えた。
西尾根最大の難所、正面の崖は直接降りれないのでトラバースすることになるが、
トラバース路も斜度がきつい。 地元では ”ゴリラ岩”と呼ばれているらしい。
尾根道を明王池の直ぐ上まで縦走するば後は雑木林を降るのみ。
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兵庫100山』   デンジャラスな尾根が続き、楽しい山歩きが出来た。
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